2021年9月、それまで使っていたドコモのXperia 1シリーズからiPhone 13へ変更しました。
ただし、iPhone 13が私にとって最初のiPhoneだったわけではありません。以前一度iPhoneを使い、不満を感じてXperiaへ乗り換えています。2021年の変更は、約11年ぶりのiPhone復帰でした。
iPhoneへ移行した大きなきっかけは、先に購入していたiPad Pro 11(2020年モデル)でした。スマートフォンとタブレットを別々の機器として使うのではなく、写真やWebサイトなどをシームレスにつなげて使いたいと思ったのです。
それでも実際にiPhoneを使い始めると、iPhoneそのものも気に入りました。その後は、iPhoneを中心として必要な機器が少しずつ増えていきました。
それでも今、手元の機器が何もない状態から選び直すとしても、私はiPhoneを選びます。
この記事では、AndroidとiPhoneのどちらが優れているかを比較するのではなく、一度離れたiPhoneへ約11年ぶりに戻った理由と、その後Apple製品が増えていった経緯を紹介します。
実は2009年にiPhone 3GSを使っていた
日本で2009年6月に発売されたiPhone 3GSを購入し、約1年間使っていました。
しかし、当時使っていて気になったのが、電池持ちの悪さと電波のつながりにくさです。
毎日使う携帯電話として不便を感じ、2010年にドコモから発売されたXperia SO-01Bへ乗り換えました。日本で発売された初代Xperiaです。
このときは、iPhoneに対する明確な不満があってXperiaを選んでいます。その後、2021年までiPhoneへ戻ることはなく、移行直前に使っていたのもドコモのXperia 1シリーズでした。
約11年ぶりにiPhoneへ戻ったきっかけはiPad Proだった
XperiaやAndroidに大きな不満はなかった
2021年にiPhoneへ戻る前は、docomoのXperia 1シリーズを使っていました。
Androidの操作やXperiaの機能に、大きな不満があったわけではありません。「Androidが使いにくいからiPhoneに変えよう」と考えたのではなく、次のスマートフォンを選ぶ段階でiPhoneが候補に入ってきた、という方が実感に近いです。
それでもiPhone 13を選んだ理由は、スマートフォン単体の性能ではなく、すでに持っていたiPad Proとの組み合わせにありました。
iPhoneとiPadをシームレスにつなげて使いたかった
実はiPhoneへ移行する前から、iPad Proの2020年モデルを所有していました。
その頃に考えていたのが、スマートフォン、タブレット、パソコンなどの機器を、できるだけシームレスにつなげて使いたいということです。
たとえば、iPhoneで撮った写真をiPadの大きな画面で見たい。iPhoneで開いていたWebサイトの続きを、家ではiPadで見たい。
スマートフォンとタブレットを同じApple製品にそろえれば、こうした使い方がしやすくなります。
実際に使い始めてからも、写真をiPadで確認したり、Webサイトの続きを別の端末で見たりする機能はよく使いました。期待していた通り便利で、「この使い方をしたかったんだ」と実感できた部分です。
iPadを持っていなければXperia 1 IIIを選んでいたかもしれない
2021年9月当時、ドコモのXperia 1シリーズではXperia 1 III(SO-51B)が最新モデルでした。僕はもともとXperia 1シリーズを使っていたため、先にiPad Proを買っていなければXperia 1 IIIへ機種変更していた可能性は十分にあります。
iPhoneへ戻るきっかけになったApple製品はiPadでした。そのiPadをもっと便利に使いたくて再びiPhoneを選び、iPhoneを中心として必要なApple製品があとから増えていきました。
この順序は、現在iPhoneを使い続けている理由を考えるうえでも重要だったと思います。
AndroidからiPhoneに変えて戸惑ったこと、気に入ったこと
最初に戸惑ったのは文字入力だった
AndroidからiPhoneへ移行して、最初に戸惑ったのは文字入力です。
特に、英字や数字を入力するときのキーボード切り替えが面倒に感じました。Androidでの入力に慣れていたため、iPhoneのやり方がすぐに手になじまなかったのです。
これはiPhoneの文字入力がAndroidより劣っているという意味ではありません。長く使ってきた操作方法から別の方法へ変わったことで、私には使いにくく感じたという話です。
OSが変われば操作方法も変わります。乗り換え直後から、すべてが快適だったわけではありません。
スワイプ操作の滑らかさはすぐに気に入った
一方で、iPhoneのスワイプ操作の滑らかさには、使い始めてすぐに好印象を持ちました。
画面に触れて指を動かしたときの反応や、表示が指についてくる感覚が気持ちよく感じられたのです。
文字入力には戸惑いましたが、この操作感は早い段階から気に入りました。iPhoneを使い続けたいと思った理由のひとつは、こうした毎日の小さな操作にあると思います。
Apple Musicで音楽の聴き方も変わった
2021年にiPhoneへ戻ったあと、Apple Musicも使い始めました。
それまではウォークマンで聴いていた音楽を、iPhoneとワイヤレスイヤホンでも聴けるようになりました。普段持ち歩くスマートフォンでそのまま音楽を聴けるため、機器を使い分ける手間が減りました。
ただし、ウォークマンを手放したわけではありません。
現在は車載専用機として使っています。運転中に画面へ触れて操作することは避けたいため、物理ボタンで操作できるウォークマンの方が車内では使いやすいからです。
iPhoneが便利だからといって、ほかの機器がすべて不要になるわけではありません。場所や用途によって、使いやすい機器を選ぶようにしています。
iPhoneを中心に必要なApple製品が増えていった
Apple Watch Series 7とAirTagを追加した
iPhone 13を購入したあと、Apple Watch Series 7とAirTagを購入しました。
iPhoneがあるなら時計も使ってみたいと思い、Apple Watchを追加。AirTagは、iPhoneの「探す」アプリで持ち物を探せる点が便利そうだと感じて購入しました。
MacBook AirからM4 Pro Mac miniへ移行した
その後、パソコンもWindowsだけでなくMacを使うようになります。
最初に購入したのはM2 MacBook Air(ミッドナイトカラー)でした。約2年使用しましたが、バッテリーの状態と指紋が付着すると目立つのが気になってしまい、下取りに出しました。
M2 MacBook Airを下取りに出したあとは、M4 Pro Mac miniの64GBメモリ/1TBストレージモデルへ移行しました。
M4 Pro Mac miniへ移行したあと、中古のM1 MacBook Air(16GB/512GB)をサブ機として購入しました。しかし、実際には使用頻度が低く、約1年で売却しています。
現在はM4 Pro Mac miniをメイン機として使い、Studio Displayと組み合わせています。
2025年にAirPods Proを購入した
2025年にはAirPods Proを購入しました。
最初からApple製品を一式そろえようと計画していたわけではありません。
その時々で「これが加わると、今の環境がもっと便利になる」と感じた製品を選んだ結果です。
Apple製品も使わなくなれば手放す
iPhoneへ戻るきっかけになったiPad Proも、現在の用途には合わなくなったため手放しました。
Apple製品なら何でも欲しいわけではなく、現在の用途に合っているか、実際に使っているかを基準に残す製品を決めています。
僕にとって重要なことは所有している製品の数ではなく、今の使い方に合った環境になっているかどうかです。
一つ追加すると、持っているApple製品まで便利になった
私がApple製品を使っていて面白いと感じたのは、新しい製品を一つ追加すると、その製品だけが便利になるわけではないことです。
私の場合、iPad Proを持っているところへiPhoneを追加したことで、先に持っていたiPadの使い道が増えました。
その後Macを追加すると、以前から持っていたApple WatchでMacのロックを解除できるようになりました。
Macを使い始めるたびにパスワードを入力しなくても、Apple Watchを装着していればMacのロックを解除できます。私はこの連携をかなり気に入っています。
つまり、新しく買ったMacだけが便利になったのではありません。先に持っていたApple Watchにも、Macのロック解除という新しい役割が加わりました。
僕の場合、Apple製品は一台ずつ独立して便利になっただけではなく、製品同士の組み合わせによって、それまで所有していた機器の使い道まで増えました。
ただし、これはApple製品を増やせば増やすほどよいという話ではありません。
僕自身が使いたい機能や組み合わせがあるからこそ、製品を追加する価値があったのだと思います。
今ゼロから選び直してもiPhoneを選ぶ
もし今、スマートフォンや周辺機器を何も持っていない状態から選び直すとしても、僕はiPhoneを選びます。
理由は二つあります。
一つは、スワイプ操作の滑らかさをはじめ、iPhoneそのものを気に入っているからです。
もう一つは、現在使っているほかのApple製品の中心にiPhoneがあるからです。
どちらか片方だけではありません。iPhone本体を気に入っていることと、ほかのApple製品との組み合わせが便利なこと。その両方が、現在もiPhoneを使い続けている理由です。
iPhoneに変えたいなら「なぜ変えたいのか」を考える
ただし、Androidユーザーから「iPhoneに変えようと思う」と相談されたら、すぐにiPhoneを勧めることはしません。
最初に「なんでiPhoneにしたいの?」と聞き返します。
その人がiPadやMacなどをすでに持っているのか。iPhoneへ変えることで、どんな使い方をしたいのか。現在のAndroidスマートフォンに不満があるのか、それとも単にiPhoneが気になっているだけなのか。
こうした条件によって、iPhoneへ移行する価値は変わります。
iPhoneへ変えたいと思ったら、まず考えたいのは「iPhoneとAndroidのどちらが上か」ではなく、「なぜ自分はiPhoneにしたいのか」です。
その答えは、スマートフォンの中だけではなく、すでに持っている機器や、これから実現したい使い方の中にあります。


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