M4 Proチップ、64GBのメモリ、1TBのSSDを搭載したMac miniを使っています。
購入価格は334,800円。パソコンとして考えれば、決して気軽に出せる金額ではありません。
では、動画編集などの重い作業を毎日しているのかというと、そうではありません。主な用途はWordPressでのブログ執筆やWebブラウジング、生成AI、画像編集などです。正直に言えば、現在の使い方ならM4 Proほどの処理性能は必要なく、通常のM4でも十分だったと思います。
それでもM4 Proを選んだ最大の理由は、64GBのメモリ容量が欲しかったからです。
高い処理性能を使い切るためではなく、将来やりたいことが増えてもスペックを心配しなくていい「余裕」を買った。そのため、実際に性能をかなり持て余している今も、購入したことを後悔していません。
この記事では、なぜM4で十分な用途なのにM4 Proを選んだのか、64GBのメモリは本当に必要だったのかを、実際に使って感じたことから振り返ります。
※本記事に記載している構成と価格は購入当時のものです。現在の販売状況や価格については、Apple公式サイトなどで確認してください。
M4 Pro Mac miniの64GBは、今の使い方にはオーバースペックだった
最初に結論を言うと、M4 Pro Mac miniの性能はかなり持て余しています。
現在の主な用途は次のとおりです。
- WordPressを使ったブログ執筆
- Webブラウジング
- 生成AIの利用
- Clip Studio Paint、GIMP、Affinity Designerなどを使った画像制作・編集
- 複数のアプリやブラウザタブを開いた並行作業
どれもMacにとって極端に重い作業ではありません。8K動画の編集や複雑な3DCG制作を日常的にしているわけでもなく、M4 Proの処理性能がなければ仕事にならない場面も、今のところありません。
純粋に「現在の用途に必要な性能」だけで選ぶなら、通常のM4を搭載したMac miniで足りたはずです。64GBのメモリについても、使い切っている実感はありません。
つまり、必要最低限という基準で見れば、明らかにオーバースペックです。
それでも後悔していないのは、最初から性能を使い切ることを目的に選んだわけではないからです。
購入したM4 Pro Mac miniの構成と価格
購入したMac miniの構成は次のとおりです。
| 項目 | 選んだ構成 |
|---|---|
| チップ | M4 Pro |
| メモリ | 64GB |
| 内蔵SSD | 1TB |
| AppleCare | 未加入 |
| 購入価格 | 334,800円 |
M4 Proは、CPUとGPUをさらに上位構成へ変更できました。しかし、そこまでは必要ないと考え、M4 Proの中では安価なほうを選んでいます。
一方で、ユニファイドメモリは最大の64GBまで増やしました。処理性能は抑えながら、後から増設できないメモリにはしっかり予算を使った構成です。
一見すると少しアンバランスかもしれませんが、自分の優先順位は最初から明確でした。
M4ではなくM4 Proを選んだ最大の理由は64GBメモリ
欲しかったのはM4 Proの処理性能ではなかった
M4 Proを選んだと聞くと、動画編集などに使う高い処理性能が必要だったと思われるかもしれません。
しかし、実際は逆です。
欲しかったのはM4 Proの処理性能ではなく、64GBのメモリでした。
2024年モデルのMac miniは、通常のM4で選べるユニファイドメモリが最大32GB、M4 Proでは最大64GBでした。つまり、64GBを選ぼうとすると、必然的にM4 Proを選ぶことになります。Appleの技術仕様でも、この構成の違いを確認できます。
「M4 Proが欲しかったから64GBにした」のではありません。「64GBが欲しかったからM4 Proになった」という順番です。
ここを切り分けて考えると、なぜ現在の用途に対して高性能なモデルを買ったのかが分かりやすくなります。
ユニファイドメモリは後から増設できない
64GBを選んだ一番の理由は、Macのメモリは購入後に増設できないからです。
現在の使い方だけを見れば、64GBは必要ありません。しかし、パソコンは一度買ったら数年間使います。その間に、使うアプリや作業内容が変わる可能性があります。
画像編集を今より頻繁にするかもしれない。動画編集に手を広げるかもしれない。生成AIを使った新しい制作方法が出てくるかもしれない。購入時点では、数年後の使い方まで正確には分かりません。
そのときにメモリ不足が原因でやりたいことを諦めたり、Macを早く買い替えたりするのは避けたいと考えました。
SSDなら外付けストレージで補えます。しかし、Macのメモリは後からどうにもできません。それなら最初から詰めるだけ量を積んでおこう、という判断です。
今あらためてMac miniを買い直すとしても、メモリに関しては同じ選択をします。
SSDは1TBで十分だと判断した
メモリは64GBまで増やした一方で、内蔵SSDは1TBにしました。
現在は、USBハブを介して1TBの外付けSSDを追加し、Mac本体と合わせて合計2TBのストレージを使っています。さらにiCloudの50GBプランも利用しています。
この環境で容量不足を感じていないため、内蔵SSDは1TBで十分だったと考えています。
メモリとストレージでは、購入後に困ったときの対処方法が違います。
| 項目 | 購入後の増設・追加 | 今回の判断 |
|---|---|---|
| メモリ | できない | 最初から64GBを選ぶ |
| ストレージ | 外付けSSDやクラウドで補える | 内蔵SSDは1TBに抑える |
内蔵SSDをさらに大容量にすることもできましたが、すべてを最大構成にすれば価格は上がり続けます。
後から補えないものには最初にお金をかけ、後から補えるものは必要になった時点で追加する。この基準で考えた結果、64GBメモリと1TB SSDの組み合わせになりました。
実際の用途ではM4 Proの性能をかなり持て余している
重い処理をしなくても動作に余裕がある
M4 Proの性能を試すために、無理に重い作業をしているわけではありません。
普段はブログを書きながらブラウザで調べ物をし、生成AIを使い、必要に応じて画像編集ソフトを開く。そういった使い方が中心です。
複数のアプリを同時に開いても、Macの性能を気にする場面はほとんどありません。動作が重くならないようにアプリを閉じたり、作業の順番を変えたりする必要もない。この余裕が、毎日の使いやすさにつながっています。
ただし、これはM4 Proでなければ実現できない、という意味ではありません。現在の作業量なら通常のM4でも快適に動いた可能性は高いと思います。
M4 Proだから速いと無理に持ち上げるより、「今の自分にはここまでの性能は必要なかった」と認めるほうが正確です。
「これ動くかな?」を調べなくなった
Mac miniを使い始めてから、自分の行動で大きく変わったことがあります。
新しいアプリやツールを見つけたときに、「このMacで動くかな?」と細かく調べなくなりました。
必要だと思ったら、とりあえずインストールして試す。複数のアプリを同時に使うときも、メモリ容量や処理性能をほとんど気にしません。
これは、ベンチマークの数字には表れにくい変化です。
性能に不安があると、新しいことを始める前に推奨スペックを調べたり、今の環境で動くかを考えたりします。その一つひとつは短時間でも、積み重なると意外に面倒です。
今は、Macの性能を確認するより先に、試したいものを試せます。
性能を使い切っているわけではありません。しかし、性能のことを考えなくて済む状態そのものに価値を感じています。
オーバースペックでも後悔していない理由
買ったのは処理性能ではなく「余裕」だった
パソコンは、搭載した性能を100%使い切らなければ損なのでしょうか。
購入価格だけを考えれば、必要な性能を見極め、無駄のない構成を選ぶのが合理的です。現在の用途だけを基準にするなら、自分の場合はM4 Proではなく通常のM4を選ぶべきだったでしょう。
しかし、パソコンは作業をするための道具です。性能を使い切ること自体が目的ではありません。
新しいアプリを使うたびに動作環境を調べなくていい。作業中にスペック不足を疑わなくていい。数年後にやりたいことが増えても、すぐに買い替えを考えなくていい。
M4 Pro Mac miniに支払った金額には、そうした余裕も含まれています。
買ったのは、使い切るための性能ではありません。性能を意識しなくて済む余裕です。
この余裕によって、「このMacでできるか」ではなく「このMacで何を作るか」に意識を向けられるようになりました。それが、オーバースペックでも後悔していない一番の理由です。
バッテリーを気にせずスリープで使えるのも楽
Mac miniを使って良かったと感じるのは、性能面だけではありません。
デスクトップなので、ノートパソコンのようにバッテリーの状態を気にする必要がありません。電源につないだままでいいのか、充電しっぱなしで劣化しないか、といったことを考えなくて済みます。
基本的には、使い終わったらスリープにしておくだけです。
毎回電源を切る必要もなく、使いたいときにすぐ作業を再開できる。この扱いの楽さも、据え置きで使うMac miniを選んで良かった点の一つです。
M4 Proを選ばなくてもいい人
実際に使ってみた立場から言えば、すべての人にM4 Proや64GBメモリを勧めるつもりはありません。
次のような使い方なら、M4 Proまで必要ない可能性が高いと思います。
- Webブラウジングや文書作成が中心
- 画像編集は軽い作業に限られる
- 同時に多くのアプリを開かない
- 数年後の余裕より、現在の購入価格を抑えたい
- メモリ容量に特別な不安がない
こうした人は、通常のM4を選んだほうが費用に対する満足度は高くなるでしょう。
「上位モデルのほうが長く使えそう」という理由だけでM4 Proを選ぶと、価格差に見合う効果を実感できない可能性があります。
重要なのは、最も高性能なモデルを買うことではなく、自分が何にお金を払いたいのかを決めることです。
M4 Pro Mac miniの64GBを選ぶ価値がある人
反対に、M4 Proの64GB構成を選ぶ価値があるのは、次のような人です。
- ユニファイドメモリを後から増設できないことが不安
- 1台のMacをできるだけ長く使いたい
- 複数のアプリを同時に使うことが多い
- 画像制作、動画編集、生成AIなどへ用途を広げる可能性がある
- スペックを細かく気にせず作業に集中したい
- オーバースペックを無駄ではなく余裕として受け入れられる
ただし、64GBを現在使い切れるかどうかだけで考えると、多くの人にとって過剰な構成になるはずです。
自分の場合も、現時点で64GBが絶対に必要だったわけではありません。将来の使い方を購入時点で狭く決めず、選択肢を残すことにお金を払いました。
この考え方に納得できるかどうかが、64GBを選ぶ判断基準になると思います。
まとめ|64GBが必要だったからM4 Proを選んだ
M4 Pro Mac miniを実際に使った感想をまとめると、次のようになります。
- 現在の用途なら、M4 Proの処理性能までは必要なかった
- 64GBのユニファイドメモリを選ぶためにM4 Proを購入した
- メモリは購入後に増やせないため、最初から最大容量を選んだ
- ストレージは外付けSSDで補えるため、内蔵1TBで十分だった
- 性能は持て余しているが、「余裕を買った」と考えているので後悔はない
M4 Proの性能を使い切ってはいません。それでも、やりたいことが増えるたびにMacの性能を心配しなくていい。この安心感まで含めれば、自分にとって64GB構成は無駄ではありませんでした。
必要性だけで選べば、通常のM4で十分だったと思います。
それでも、後から増設できない64GBメモリと将来の余裕を優先した自分にとっては、M4 Proが正解でした。
※購入時期は2024年11月です。
現在の仕様や価格が変更されている可能性があります。
ご了承ください


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