愛犬のしつけとおやつ、どうすればいい？毎日のおやつで深まる絆のヒント

2025年12月6日

愛犬のおやつ、みんなはどうしてる？

アンケート調査の結果から、愛犬のおやつ事情に関する様々な事実が判明しました。

おやつは日常の一部！約9割の愛犬が定期的におやつを食べている

愛犬におやつを与える頻度について尋ねたところ、「毎日与えている」と答えた飼い主さんが59％と最多でした。「週に数回」を合わせると、約9割もの飼い主さんが日常的におやつを与えていることが分かります。

おやつは空腹を満たすだけでなく、「愛犬の喜ぶ顔が見たい」「毎日のコミュニケーションツールとして使いたい」といった、飼い主さんの温かい気持ちから習慣になっているようです。

ドッグフード優先は9割超。ただし「量のバランス」には注意が必要

1日に与えるドッグフードとおやつの「量のバランス」については、「ドッグフードが多めで、おやつは少なめ（8：2や7：3くらいの感覚）」が53％で最も多く、「ほとんどドッグフードで、おやつはごく少量（9：1くらいの感覚）」と合わせると、9割以上が主食中心のバランスで与えていることが分かりました。

おやつの目安は「1日の総摂取カロリーの10％以内」とも言われています。この基準に照らすと、「おやつが2〜3割くらい」という感覚は、少し多めと言えるかもしれません。愛犬が喜ぶとつい多くあげたくなりますが、ほんの少し控えめを意識するだけでも、健康的なバランスを保ちやすくなるでしょう。

おやつは「しつけ」の強い味方！

愛犬におやつを与える場面で最も多かったのは、「トレーニングやしつけの前後」（174件）でした。この結果からも、おやつが単なる食べ物ではなく、愛犬とのコミュニケーションやしつけにおいて非常に重要な役割を担っていることが分かります。

しつけに役立つおやつの使い方

犬は「良いことをするとご褒美がもらえる」と学習します。このポジティブな強化を利用することで、しつけを楽しく、効果的に進めることができます。

例えば、「おすわり」や「待て」などの指示ができた時に、「よし！」という言葉と一緒に小さなおやつをあげてみましょう。愛犬は「この行動をすると飼い主さんが喜んでくれて、おいしいものがもらえるんだ！」と理解し、積極的に指示に従うようになります。おやつは、愛犬に「できた！」という喜びを教え、自信を育むための大切なツールなのです。

また、歯みがきや留守番の前後など、愛犬が苦手と感じやすい場面でもおやつを活用できます。「これを頑張ったら良いことがある！」と愛犬が思えるように、おやつを上手に使って苦手意識を克服させてあげましょう。

賢いおやつ選びの3つのポイント

飼い主さんがおやつを選ぶ際に重視する点は、「安心・安全（添加物など）」「健康・体質への配慮（低カロリーやアレルギーなど）」「食いつき（好み）」の3つが中心でした。

1. 安心・安全を第一に

「おやつは添加物が多いのでは？」と心配する飼い主さんは少なくありません。購入前には原材料や添加物の有無を確認し、国産・無添加・原材料がシンプルなものを選ぶ意識が大切です。フリーズドライや素材そのままのおやつなども良い選択肢となるでしょう。

2. 健康・体質への配慮

愛犬の健康を第一に考える飼い主さんも多く、特に体重管理のために「低カロリー」を条件にする声が目立ちました。アレルギーがある場合は、特定の食材を避けるなど、愛犬の体質に合わせたおやつ選びが重要です。歯みがきガムなど、ケア目的のおやつを取り入れるのも良い方法ですね。

3. 愛犬の「食いつき」も大切に

やはり、愛犬が喜んで食べてくれるおやつを選ぶのは、飼い主さんにとって大きな喜びです。過去に反応が良かったものをリピートしたり、愛犬の好みに合わせて色々試してみたりするのも良いでしょう。ご褒美として使う場合は、愛犬が特に好きなものを選んであげると、しつけの効果も高まります。安心できる果物や野菜を上手に取り入れる飼い主さんもいます。