犬を迎えたいけど、トイレのしつけが不安…そんなあなたへ
「新しい家族としてワンちゃんを迎えたいけど、トイレのしつけって大変そう…」
そう考えて、一歩踏み出せずにいる方もいらっしゃるかもしれませんね。ワンちゃんとの暮らしは、喜びも多い反面、しつけや日々のケアに不安を感じることもあります。
今回、全国350人の犬の飼い主さんを対象に行われた「愛犬のトイレ事情」に関するアンケート調査から、現代のワンちゃんのトイレ事情や、飼い主さんたちがどのようにしつけに取り組んでいるかの実態が明らかになりました。この調査結果は、これからワンちゃんを迎えたいと考えている方にとって、きっと心強い情報になるでしょう。
現代の犬のトイレ事情:76%が室内トイレを習得!家と散歩の併用が主流に
今回の調査で、愛犬の排泄場所について尋ねたところ、最も多かったのは「室内と散歩の併用」で33%、次いで「室内のみ」が28%という結果になりました。
室内で排泄するワンちゃんをすべて合わせると、なんと全体の76%が室内トイレに対応していることが判明しました。これは、いまや「室内を基本にした排泄スタイル」が広く定着していることを示しています。

かつては「散歩中のみ」というスタイルが主流だったかもしれませんが、今回の調査ではこのスタイルが減少傾向にあることも分かりました。近年は、ワンちゃんがシニア期になったり、飼い主さんの体調が悪くなったりした際を想定し、子犬のうちから「室内トイレの習慣づけ」を重視する家庭が増えているようです。
家でも外でも柔軟に対応できるトイレ習慣は、ワンちゃんとの暮らしをより快適にするための大切なポイントと言えるでしょう。
トイレトレーニングはいつから始める?生後半年以内が最適!
室内トイレの習慣づけを始めた時期については、「生後2~3ヶ月」が35%で最多、続いて「4~6ヶ月」が28%という結果でした。

つまり、6割以上の家庭が生後半年以内にトイレトレーニングを開始しており、早期スタートが一般的であることが分かります。子犬の時期は新しいことを吸収しやすいので、この時期に始めるのが理想的と言えるでしょう。
一方で、1歳以降からトレーニングに取り組んだ家庭も存在します。ワンちゃんは年齢に関わらず学習能力があるので、成犬になってからでも時間をかければ、きっとトイレを習得できるはずです。焦らず、それぞれのワンちゃんのペースに合わせて取り組むことが大切ですね。
しつけは飼い主さん自身で!約7割が自宅で取り組む
トイレトレーニングの方法について尋ねたところ、約7割の飼い主さんが「本やネットを参考にして、飼い主(自分や家族)が教えた」と回答しました。多くの家庭が、自宅で自主的にトレーニングに取り組んでいることがうかがえます。

しかし、「トレーナーやしつけ教室に依頼した」家庭も62票あり、困った時にはプロのサポートを取り入れるという選択肢も一般的です。また、「特に教えていないが自然に覚えた」という声もあり、ワンちゃんの性格によっては無理なく習得できるケースもあるようです。
総じて、自宅でのトレーニングを基本としつつ、必要に応じて外部の専門家の力を借りるという、柔軟な姿勢が見て取れます。
トイレトレーニングって大変?半数以上が「まあまあ大変」と回答
トイレトレーニングの大変さについては、「まあまあ大変だった」が52%で最多となり、次いで「あまり大変ではなかった」が22%という結果でした。

多くの家庭が「すごく簡単」でも「非常に大変」でもなく、中間的な苦労を感じながら進めていたことがうかがえます。ワンちゃんの性格によっては根気強いサポートが必要になるケースもありますが、多くの飼い主さんが乗り越えている道だと考えると、少しは安心できるのではないでしょうか。
室内トイレの定番は「トレー+シーツ」!みんなの工夫を覗いてみよう
室内でどのようなトイレを利用しているのかを尋ねたところ、最も多かったのは「トイレトレーとペットシーツ併用」でした。続いて「ペットシーツのみ」が2位、「トイレトレー(シーツ併用かは不明)」が3位となり、上位はいずれも“シーツ利用型”が主流であることが明らかになりました。

飼い主さんたちは、それぞれの住環境やワンちゃんの性格に合わせて、様々な工夫を凝らしています。
トレー+シーツは王道のトイレスタイル!

「トレー×シーツ」を利用している家庭からは、シーツを数枚重ねて吸収力を高めたり、壁にシートを貼って飛び散り対策を行うなど、日常的に使いやすくするための工夫が多く寄せられました。漏れにくく掃除がしやすい点が支持される理由のようです。
シーツのみのスタイルも人気

ペットシーツのみでトイレ環境を整えるスタイルも人気です。床にシートを直接敷いたり、大判シーツを使って広めの排泄スペースを確保するなど、手軽ながら実用的な工夫が多く見られます。
ケージ内トイレという選択肢も!

「ケージ内にトイレトレーやシーツを配置し、排泄場所をはっきり分けている」という声も寄せられました。ケージで囲われた空間は「ここがトイレ」とワンちゃんが理解しやすく、落ち着ける環境を好む子にとっては相性の良いスタイルと言えるでしょう。
まとめ:愛犬との快適な暮らしは、トイレのしつけから
今回の調査で、現代のワンちゃんのトイレ事情や、多くの飼い主さんがどのようにしつけに取り組んでいるかが見えてきました。76%ものワンちゃんが室内トイレを習得しているという事実は、これからワンちゃんを迎えたいと考えるあなたにとって、大きな希望となるのではないでしょうか。
トイレトレーニングは決して簡単なことばかりではありませんが、多くの飼い主さんが経験し、乗り越えている道です。早期からの取り組み、自宅での工夫、そして必要に応じたプロのサポートを活用しながら、きっとあなたも愛犬との快適な暮らしを実現できるはずです。
愛犬との素晴らしい生活は、トイレのしつけから始まります。ぜひ、この調査結果を参考に、ワンちゃんを家族に迎える一歩を踏み出してみてくださいね。


コメント